はい、これは好きな人に、チュッとする、キスではありません。
“Keep It Simple Stupid” の頭文字です。
訳すと「シンプルにしろ、このバカ者」となります。
(最後の “stupid” をもっと汚い言葉にする場合もあります)
どういう事かというと、不要に長々と言い訳をするのではなく、必要な情報を簡略に的確に伝えなさい、というのもあります。
及び、やる事をわざわざ複雑にして、回り道をするのを戒める言葉でもあります。
単純な話、利益を出している商品はどれなのか見定め、それは様子を見る。
利益が出てないものは、きちんと分析して利益が出る様に出来るか判断する。
ちゃんと数値化出来る条件下で、(宣伝の方法などを)比較して、少しずつ利益が出る様にする工夫を行う。
そしてそれらの手法は、すでのマーケティングの先人によって、ほとんど確立されているので、上手に模倣して、自分の条件に合った手法にモディファイすれば良い。
これらをしないで、全てをゼロから作ろうとするから、断崖絶壁の前で途方に暮れる様な状態になるのです。すでにある答えを使いなさい。九九を覚えているなら、4×8を出すのに、4+4+・・・と計算するのではなく、シワ・サンジュウニ、32だ、で良い。
プログラマーの間だけだと思ったら他の分野でも同様の事が言われていましたが、
「何回も車輪をゼロから開発して誇るバカになるな。すでにある車輪を使え」
という事。これが、「シンプルにしろ、このバカ者」と同じ意味なのです。
「何で、すでにある物を使わずに、ゼロから作るんだよ、バカだなぁ」
もちろん、特許や著作権の関係で、すでにあるのに使えない、というのはありますけど、「これらは参考用に使って良いんだよ」という物はちゃんと存在しています。
私も自分に言わなくちゃ。
「コピーライティングのお手本にして良い資料、こんなにあるじゃん。活用しろよ」
これを活用していなかった自分に KISS なのです。
はい?その資料の入手ですか?ちゃんと大金を払って購入して、お手本にして良い権利と、それをどう使うかの資料に埋もれています。・・・やっぱり KISS だな。
資料に埋もれて、活用するのに消化不良を起こしている。
効率よく活用しなくちゃ。