起業する人はスーパーマンでなくちゃいけないか?

これは誤解だ。起業する人は何でもこなす、スーパーマンであるの越したことはないが、必要な事を工数に落とすなり、必要な要素を使うか使わないか選択できる、判断力のある人であれば、何とかなる。
技能は、出来る人を見つけて、お金を払って発注すれば良い。

男性の私に女性の声を出せと言われても(出せる人もいますけど)それは私には無理。
起業するならば、経営の中心については軽くでも学習しておくことは必須かな。
単純に言えば、書店で本を一冊買ってきて、バランスシートの勉強はしておこうよ。

それから、お客様になってくれそうな人たちが、何を欲しているのかをちゃんと見極めて、それを提供することでお客様に幸福になってもらい、その分の報酬を払ってもらえば全く後ろめたくない経営が出来る。(書くまでもなく、麻薬なんぞを売ったらダメです)

さて、私はイラストを描くのが苦手ですし、今もちょっとずつ練習しています。ただし、商品に使うレベルには程遠い。その代わりにイラスト描きの参考書は大量に購入し、基本を勉強しました。ポーズ写真集とかも買い込んでいます。
取引相手のイラストレーターさんにそれらの写真集から選択したポーズを教え
「基本的にはこのポーズで、上半身はこういう風に曲げて、顔面はこんな角度で表情はこう。髪の長さはこれこれで、服装はこういうのにして・・・」
という指定をして発注します。
一度はラフ(下書き)を出してもらい、修正して欲しいもの、気づかなかった指定の追加をして、カラーのイラストに仕上げてもらって、問題がないなら制作完了、納入済みとなり対価を送金します。

ここで「問題がないなら」の判断は、私がするのですが、その時に役立つのが大量の参考書やポーズ写真集で肥やした、不自然さを見つける目。
もっとも、現在密接にお仕事をお願いしているイラストレーターさんは、スキルが高く、ラフの段階での追加した指定の通りに綺麗に仕上げて下さるので、助かっています。

そういえば、前に頼んだ別のイラストレーターさん、人体ではありえない関節の曲がり方とか、身体の中央にあるべき部分がズレているのに全く無頓着で使い物にならなかったなぁ。その時は向こうが途中で音を上げてくれたので、仕事の依頼をスムーズに打ち切りました。

なお、類似の事は朗読劇のデータでも発生します。
確認せずに納入したのか、データを再生するとノイズまみれ。
作り直しを頼んでも、多分、同様だろうから、契約した分の対価を払って終わり。

Twitterで「この時期の商品リリース、一つ潰れました。音声、画像ともデータの出来が使えない物でした」とつぶやいて、オシマイ。
(この時のイラストレーターさん、実力があるはずなのに、えらくバランスの崩れた物を納入して来て、音声もイラストも使えなかったのです)

どこの誰がそれをしたか、とは一言も書いていないし、音声、画像、どちらにもきちんと契約した対価を支払っているので大損ですが、全く後ろめたさはありません。

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